【訪問介護NEWS】ヘルパー利用事例紹介☆ヘルパーと一緒に調理をしませんか?

こんにちは!

今日の午前中は風邪が強くて寒いですね。。。。今やっと暖かくなってきましたが。いよいよ群馬の冬の到来という感じです。

 

さて、今回はヘルパーの支援内容について、事例を交えて紹介させて頂きます。

 

ホームヘルパーというと、どんなイメージでしょうか?

身体の弱ったお年寄りに代わって、洗濯や料理をしてくれる人、というイメージをお持ちの方が多いのではと思います。

それはもちろん正しいです。

そういったサービスもたくさん行っています。

 

ですが、実はそれだけではありません。

 

ケアステーション ラクティでは、

ヘルパーがお客様(利用者様)と一緒に家事をする、という支援を心掛けています。

 

例えば、

一緒に調理をする。一緒に洗濯を干す。などです。

 

 

こう言うと、「なんで利用している側も動かなくちゃいけないの?料金だって払っているんだから、全部ヘルパーさんがしてくれるのが当然では?」と感じる方がいるかもしれません。

 

もちろん、私達ヘルパーが全て家事を肩代わりしてしまうことは出来ます(限度額や費用負担の話は置いておいて)。

ですが、実はヘルパーが肩代わりすることによってお客様自身の活動が減ってしまい、結果的に元気に動けなくなってしまう可能性が高まるからです。

 

ご自宅でいつまでもイキイキと暮らせるサポートをするためのホームヘルパーであるはずなのに、

ヘルパーが支援することでかえって元気を失わせてしまうのなら、本末転倒です。

 

とは言え、動きにくい理由があるからホームヘルパーを利用しているわけですから、

「出来るんだから自分でやってください!」と放り出すのは単なる虐めです。

 

だから、私たちは

『出来るところを見つけて、その方が出来る様に見守り、必要に応じて手助けする』ようにしています。

 

例えば、調理だったら。

高齢のかたや、半身に麻痺があるかただと、危険かなと予測できることは。

☆固い野菜を切る(カボチャなど)

☆火を使って煮る、炒める

☆重い鍋やフライパンを準備する、片づける

☆火を確実に消す

などでしょうか。

こういったことが難しくなるため、ご家族から調理を禁止されてしまうかたも少なくありません。

 

でも、誰か(ヘルパー)と一緒なら、出来る事がもっともっと増えます。

☆冷蔵庫の中身を見ながらメニューを決める

☆食材を選ぶ

☆味付け(調味料)を決める

☆(柔らかい野菜など)食材を切る

☆混ぜる、和える、煮込む

☆味付けをする、味見をする

☆器を選ぶ

☆盛り付ける

☆後片付けをする(食器洗い、食材を冷蔵庫に戻す、など)

このように、かなりの行程が出来る様になります。

 

自分でできた!という体験は、とっても嬉しい気持ちになりますよね。

 

いまの時代、どこでもお惣菜やお弁当、冷凍食品などが様々な種類販売されていて、食事に困ることはあまり無いかと思います。

ですが、自分で長い間調理を担ってきたかたには、外で買うものより、ちょっと失敗しても家で調理したものの方が美味しい、と感じる方は多いものです。

 

ご自身では難しいところ、危険なところを見つけ出してピンポイントでサポートする。

少しでも自分でできることは出来るだけご自身でしていただく。

それが、大切な支援の形だと考えています。

 

※当然ですが。。。

身体が弱ってしまい家事をする気力と体力があまり無いという方には、辛い思いをして家事をするより、他の楽しいことにエネルギーを使って頂きたいため、完全にヘルパーが代行することも勿論あります。ですが、弱ってしまった方でも、最後のエネルギーを振り絞って調理をしたり家の片付けをする方は非常に多いです。ご要望はそれぞれですので、その方に合わせて支援を形作っていきます。

 

【実際のお客様の様子】

☆ほぼ家事の経験が無かった男性のお客様です。奥様が入所されたことをきっかけにヘルパーと一緒に調理をするようになりました。

もともと意欲のある方なので、今では乾麺のうどんを茹でたり、野菜炒めを作ったり出来る様になりました。後片付けはスピーディで、調理が終わった時はシンクもキレイ!ヘルパーも見習うべきところが多いお客様です。

ネギを刻もうとしているところです

今回はネギ入り厚焼き玉子作りました