【徒然日記】メンタリズムのセミナーに参加してきました

おはようございます。

いきなりですが、クイズです。

有名なのでご存知の方も多いかも。

 

ある日、交通事故が発生。
運転していた父親は即死。
同乗していた男の子は頭を強打し、意識不明の重体。
男の子はすぐに病院に運ばれ、すぐに脳切開手術をすることになった。
幸い、その病院には脳外科医として世界的にも著名な医者がおり、その医者が執刀することに。
しかし手術室で患者を見てその医者は言った。
「・・・私の息子だ。私には手術できない。」

さて、皆さんは、この子供と脳外科医の関係を答えられますか?

 

 

一昨日のことになりますが、ある会合で行われた『経営をプラスに導く究極のコミュニケーション術』というセミナーを聴講してきました。

講師は大久保雅士先生という、メンタリスト日本一を決める大会で優勝したプロのメンタリストで、現在はビジネスコンサルタントとして講演活動やコンサルティングをされている方だそうです。

 

セミナーを終えて。

率直に、とても楽しかったです。

 

1時間15分がものすごく短く感じられました。

 

内容としては、経営者向けセミナーだったので、大まかに言うと

『指示・命令で人(部下)を動かそうとすると返って反発されて上手くいかない。ではどうしたら?』。

 

具体的には

○心理的リアクタンス(抵抗)を回避するためには

○部下との認知バイアスによるコミュニケーション齟齬を無くすためには

○成長を促す部下の褒め方

などなど。

いくつかの心理テストゲームのようなものも織り交ぜられ、楽しく聴講させていただきました。

 

自身の組織内での行動をあらためて見直すきっかけとなりました。

でもどちらかと言うと、子育て中の親として反省させられる点が多く、たくさんの学びがありました

(なんて言いつつ、その日帰宅してすぐに、テスト勉強をしない中学生の娘を怒鳴り散らしたダメ母です。。。)

 

まだまだ世の中には学ぶべきことは山ほどある、というのを痛感いたしました。

(本当に、学生時代にもっともっと真剣に勉強すべきでした。でも学生時代には分からなかったんだよね。)

 

 

さて、冒頭のクイズの正解です。

正解:外科医は子供の母親 (義父、なども正解)

 

これは有名な、ジェンダーバイアス(社会文化的性差偏見)の問題です。

『脳外科医として世界的にも著名な医者』というワードに、多くの人は『=男性』と無意識に想起してしまうために、答えが分からなくなってしまうのですね。

脳外科医における女性の割合は6.5%程度ですので、確立としては圧倒的に男性医師なのですが、女性医師も0%ではありません。

これがきっと眼科医や皮膚科医だと印象が変わってくるのでしょうね。

 

思い込み、偏見、先入観。ジェンダーに限らずのことです。

そういったものに囚われていると、知らず知らずに相手との認識がずれ、期待する結果が得られないということです(部下に頼んだ仕事が期待とかけ離れた成果物になってしまい双方が不満を残す、など)。そうなるとお互いに気持ちよく仕事は出来ないですよね。

認識のズレが無駄なストレスを生み出さず、全員が仕事しやすい環境づくりには、心理学が大事なのを感じました。

もっと勉強しなくては。

 

三友愛