【徒然日記】『生きる』

こんばんは。

 

先日、子供の教科書から知りました、谷川俊太郎さんの詩『生きる』

皆さんご存知でしょうか?

 

谷川俊太郎と言えば、『スイミー』は絵が綺麗でなんとなく覚えています。

子育ての中で、絵本『もこ もこもこ」は何度も読みました。

 

谷川さんは訳者で、作者はレオ・レオニさんという方です  スイミーは今の教科書にの載っています

小さい子への読み聞かせに人気のある絵本です 我が家にもあります プレゼントで頂きました

 

でも、『生きる』は知りませんでした。正確に言うと、習ったけど覚えてない、かもしれませんが。

 

とにかく完全にまっさらな気持ちで知り、感動に胸を打たれました。

なんでしょう、みずみずしい、キラキラと輝くこの感じ。

 

数年前には絵本にもなったそうです。

 

もうすぐ、3月11日。東日本大震災の日。

私は大阪にいましたが、遠い地でも長い揺れに大きな不安を感じ、すぐに栃木の両親に連絡を取ったのを覚えています。

 

私にとって『生きる』ってどんなことだろう。あらためて考えています。

 

皆さんにとって、『生きる』ってどんなことでしょうか?

 

生きる

谷川俊太郎 詩

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ