当社が社員に求めること~人財戦略

5月ももう終わりに近づき、いよいよ暑い夏がやってきますね。

 

さて、現代では人財戦略(採用、育成、活躍)は大きな至上命題となっています。当社では、人財戦略の一環として、「 社員の皆さんに大切にしてほしいのは『 プロフェッショナルとしての成長意欲』だ」と表現しています。

では、プロフェッショナルとしての成長意欲とは何か?それは自分の仕事に真摯に取り組むこと、そのためにさらに成長したいという気持ちを持って具体的な行動を取ることだと考えています。

医療・福祉職に限らず、どんな職業でも毎日同じ仕事は有り得ません(あったとしたら近い将来ロボットに職場を奪われるでしょう)。昨日と同じように見えても絶対に違います。自分自身も、お客様も、ケアマネジャーも、環境も、状況も、すべてが少しずつ違うはずです。では今日の仕事はどうでしたか?昨日より今日のほうが良い仕事ができましたか?では、良い仕事とは何でしょうか。

ここで、 フェイディアスの教訓』が参考になるのでご紹介します。

 

|フェイディアスの教訓|
紀元前 440 年頃、ギリシャ彫刻家フェイディアスはアテネのパンテオンの庇(ひさし)に建つ彫刻郡を完成させたが、フェイディアスの仕事の請求書に対して、アテネ会計官は
「彫刻の背中は見えない。見えない部分まで彫って請求してくるとは何事か」と全額の支払いを拒んだ。
フェイディアスは言った。「そんなことはない。人々が見えない彫刻の背中は、神々の目が見ている。」

 

毎日なんとなく仕事をしても、きっと気づく人はなく、大きな苦情やトラブルになることもないでしょう。でもそれで良いと思うかどうか。自分はプロとしての仕事を出来ているだろうか?この自問自答が大切ではないかと考えています。

プロとして成長意欲を持ち仕事に取り組むこと。これは 「資格を取る」「学校に通う」ことに限りません。
良い仕事をしたと自分で思えるように毎日の仕事に真摯に向き合うこと、出来ることを増やそうと努めることだと考えています。

私はラクティがそんな 『プロとして成長したい』と考える人の集まりになることを目指しています。

 

代表取締役 三友愛