日記ーー社内規程で『悪口・愚痴を禁止』している理由

こんにちは。このところ寒かったり暑かったり、気温の変化に体が追い付かなくて辛いですね。

先日、当社では懇親会を開催しました。今回初めてクジ引きで席を決める方式を取ってみましたが、普段関わりの少ない他部署の人同士でも楽しそうにおしゃべりしている様子を見て、幸せな気持ちになれました。

さて、そんな風に楽しくお喋りしている様子を見て、感じたことを書こうと思います。

 

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これをお読みの皆さんは、職場で『愚痴』や『悪口』を言ったことはありますか?

『全くない』と言う人はいないと思います。
では、どのくらいの頻度で言っている?月に1回くらい?週に1回?それとも毎日?

当社には『RULES』 という社内規程があります。その中に
3.業務中の姿勢・態度
(2) 陰口・悪口・噂話禁止
(3) 単なる愚痴は禁止
という項目があります。

今回は、なぜこのような項目が社内規定に盛り込まれているのか、をお伝えします。

職場でふと漏れる愚痴や、誰かの悪口。確かに、一瞬は気分がスッキリするかもしれません。でもその言葉、実はあなたの「心」と「体」にじわじわとダメージを与えています。

たとえば、東フィンランド大学の研究では、世間や他人への皮肉や批判が強い人は、認知症のリスクが3倍、死亡率は1.4倍も高くなるという結果が出ています。悪口を言うと、「ドーパミン」という快楽ややる気に関係するホルモンが分泌されます。つまり、悪口って、楽しいんです。脳的には。だから、つい何度も繰り返してしまう。でも、それと同時にストレスホルモン「コルチゾール」も分泌されます。これが、心や体をじわじわと蝕んでいきます。

心理学の視点でも、愚痴や悪口を言い続けるとネガティブな感情にとらわれやすくなり、自己肯定感が下がり人間関係への不信感も強まります。

愚痴・悪口を聞かされている人も、決して明るい気分にはなりません。
「愚痴ばっかりでもうウンザリ」「私も言われているかも?」とその人への嫌悪感が募ります。
つまり、嫌われます。結果、職場の空気が重くなり、周りも、言っている本人も疲れてしまうのです。

悪口・愚痴。良いことは1つもありません。

だから、愚痴や悪口を言いたくなったら、ちょっと立ち止まって考えてみようかなと思います。

「その言葉、本当に必要?」「感情をぶつけるのではなく、建設的に伝えることはできないか?」

RULESで 『建設的な意見交換は歓迎』 とも書いています。批判する代わりに、「どうしていこうか」を考えて言葉にするだけで、毎日はもっと前向きになります。

職場は、毎日多くの時間を過ごす大切な場所。誰かの笑顔で救われたり、温かい言葉で励まされたり。そんな関係性を、私たち一人ひとりの言葉からつくって行きたいなあ、と思う今日この頃です。

 

代表取締役 三友愛

 

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虹が架かる空には 雨が降ってたんだ
虹はいずれ消えるけど雨は 草木を育てていくんだ