【福祉用具 選び方のポイント】 介護ベッドの柵は『手すりじゃない』?

こんにちは。今日も冷えますね🥶 上州のからっ風はまだのようです。

さて、今回は福祉用具の中でも利用する人が多い『介護用ベッド』のお話です。

 

介護用ベッドを介護保険でレンタルすると、ほとんどの人が、ベッドと一緒にマットレスやベッド用テーブル、サイドレール(柵)を一緒に借りることになります。

ベッドとマットレスが別々なのは、ベッドフレームにもマットレスにもたくさんの種類があり、その方に合わせた組み合わせで借りることが大切だからです。(一般の家具屋さんでも、多くは別売りですよね)

(イメージ) パラマウントベッドさんの人気シリーズ 楽匠

 

そして、それと一緒に借りるのが、サイドレールです。

一般のベッドにはあまり見かけないものですが、ほとんどの方が一緒にこのサイドレールもレンタルします。

(イメージ)サイドレール

 

 

なんで一緒にレンタルするのか?

 

布団がずり落ちてしまうのを防いだり、

そもそも利用する人がベッドから落ちるのを防ぐために、このサイドレールが必要になるのです。

身体が弱った方が使用する前提なので、万が一寝返りと同時に床に落ちてしまったら、骨折では済まないかもしれないですからね。

重度のかたであれば、着替えやオムツ交換で横向きになっていただく際には、そのサイドレールに掴まって身体の向きを変えて頂く、なんてこともあります。

だから、このサイドレール(ベッド柵)って、とても大切な物なんです。

 

 

 

さて。ここまで読まれて、

「え?あれって手すりでしょ? いつもあれを掴んで立ち上がってもらっているよ」

という方がいるかもしれません。

実際に、サイドレールを掴んで立ち上がったり座ったりする高齢者は非常に多いです。

 

 

でも、先程書いた通り、サイドレールは「布団や寝ている人が落下するのを防ぐための物」なんです。

 

つまり、

手すりではないのです!!

 

 

「え~!そうなの!知らなかった!」

という声が聞こえてくるようです。

 

 

 

そもそもメーカーさんの説明書やホームぺージにも、「手すり」だと書いてないんですよね。

(パラマウントベッド様のホームぺージには、「ベッドからの転落や寝具の落下を予防するために使用します」と書かれていました)

 

なぜ手すりとしての使用には適さないのか。

 

●細いので掴みにくい(手すりはもっと太い)

●ベッドフレームにしっかりと固定されていないので、ガタガタしてしまい掴まると不安定

●そもそも掴まって体重をかけるために設計されていないので、負荷をかけ続けると歪んだり折れたりする危険がある

 

などの理由が挙げられます。

 

 

「じゃあどうしたら良いの!」

という声がまた聞こえてくるようです。

 

 

介護ベッドを使っている方で、どこかに掴まらないで危険なくスッと立てる方は、ほとんどいないと思われます(ご本人は「まだまだ立てるよ、大丈夫よ~」と言われそうですが)

また、「大丈夫」と言っていた方でも、意外と見落としがちなのが「座るとき」。座るときに「ドッシ~ン!!」と尻もちをつく格好になってしまう方、多いです。ですが、要注意。圧迫骨折を引き起こす危険が高いです。

 

そういう方にお勧めなのが、

ベッドサイドに置く「置き型手すり」です。

(イメージ)山崎産業さんの置き型手すり 楽起(らっきぃ)介助バー型

 

これは、とても重いしっかりとした手すりなので、体重をかけて掴まって立ったとしてもグラつく心配はありません。

もちろん握りやすい太さで設計されてます。

 

形状はさまざまあり、その方の体の大きさや、立ち座りの動きかた、抱えている体の痛みや麻痺などの身体状況によって、最適なものは変わります。

これを使うと、最初に勧めたときには「手すりなんてまだまだ要らないよ~」と言っていた方も、「すっごく立ちやすくなった!」と喜んでくださいます。

 

(イメージ)こんな感じで使います

 

ベッドを使っているけどサイドレールを掴んで立ち座りをしているな、という方が近くにいたら、

ぜひ専用の手すりもレンタルするようにお勧めして頂ければと思います。

 

 

ちなみに介護ベッドを介護保険でレンタルできるのは、原則として要介護2以上の方です。

その方達のために、介護保険を利用しないベッドレンタルもしております。お気軽にご相談ください。

福祉用具事業部 0276-56-9237