【デイフィットNEWS】外出買物リハビリで『道の駅めぬま』さんへ行ってきました！

こんにちは、代表取締役の三友愛です。

平年よりも暑くなるのが早い今年の５月、今年の夏本番の群馬はどうなるのでしょう、恐ろしいですね。皆さん体調管理気を付けていきましょう。

今週は、デイフィット　ラクティの３ヵ月に１度の外出買物リハビリを行いました。

今回も「道の駅　めぬま」さんへお世話になっています。

バラが本当に素晴らしく、そして野菜からお肉お魚、お惣菜お寿司お土産物まで何でもそろう「道の駅　めぬま」さんは、私達のお客様の元気の素になっています。

特に、名物の大きな稲荷寿司が人気で、たくさんの方が購入されたとの事。家に帰って沢山食べて、さらに元気になっていただけると嬉しいですよね。

付き添いで行かない私も、楽しまれた方々のお写真を拝見し、嬉しい気持ちになっています。

さて、こういった外出や買い物の様子を見るたびに、買物をプログラムに取り入れたデイサービスを始めて本当に良かったなあ、としみじみ感じています。

デイフィット　ラクティを開業したのは、令和元年７月１日。

ですが、デイサービスを開業したいな、と思い始めたのはそれより何年も前でした。

家のように寛げる認知症対応型が良いかな、とか、お風呂も食事も楽しめる大人数の大規模デイサービスが良いかな、などと色々想像をしながらずっと考えていました。（実は、一度は土地を決めて売買交渉まで進んだ件もあったのですが、地主さんの事情が変わり、デイ建設も白紙になったことも。これはこれで今となっては良かったと言えます）。

いろいろ考えても『これで行こう！』という決め手に欠け、数年。気になり始めたのが「買物困難者」というワード。

運転免許保有率が全国トップクラスの群馬県。ほんの数百メートルの距離でも車に乗るのが当たり前の社会です。

前橋では、８５歳の運転する車が暴走し女子高校生２人が重体になるという非常にショッキングなニュースもあり、『買物に困る人たちへ何か出来る事は無いだろうか」と考え始めました。

車で住宅地を回る移動販売車が良いだろうか、コミュニティバスを運行して協賛してくれるスーパーや病院を回ろうか、などとあれこれ考えました。

でも、なんか違うんだよなあ。

全部、なんとなくしっくり来ない。

採算がどうとか関係なく、なんかやる気にならない。

「それって、ラクティじゃなくても出来る事だな」と感じる。

じゃあ、私達には、一体何ができるだろう。

考えるうちに、デイサービスで買い物、という先進事例を知りました。

これって、いいんじゃないか。

ワクワクし、一気にイメージが広がりました。

自分ではスーパーに行けない人が、スーパーで楽しく夕飯のおかずを選んでいる姿が目に浮かびました。

具体的に動き始め、実際に買物リハビリに取り組む企業と縁をいただき、開業することができました。

開業してから予想を遥かに超える大きな困難がありましたが、今こうして買い物に行って楽しいとキラキラした笑顔でおっしゃるお客様たちと、「皆さん喜んでくれました！」と弾ける明るさで報告してくれる社員に会うたび、「この選択は間違ってなかった」と強く強く思います。

私が強くこだわったのは、あくまでも「お客様自身が自分で買い物に行く」ことです。

ネットスーパーでも、移動販売でも、買い物代行でもない。

品物を運んで来てもらうことはとっても便利だし、あまり歩けない人には本当に重要なサービスであるのは間違いありません。

でも、自分の脚で動けるのならば、自分で出かけて行って買物した方が、やっぱり楽しいし、嬉しい。

自分で歩いて移動して、品物を見て夕飯のおかずを考えて、並んだ旬の食材から季節を感じて、孫の笑顔を想像しながらお菓子を選んで、お財布の中身を思い出しながら金額を計算して、すれ違うベビーカーの赤ちゃんに手を振って、セルフレジに少し戸惑いつつも会計を済ませて、卵が壊れないように気を付けて袋詰めをして、カートを押しながら他のかたとおしゃべりして、、、、。

なんて多くのことが、たった２０分の買物リハビリの最中に起こるのでしょう。これだけの体と心と脳の動きは、宅配や移動スーパー、もちろん通常のデイサービスではなかなか成し遂げられないかと思います。

普段『歩かないと歩けなくなるよ！』なんて言われても散歩に行きたがらない人だって、買物となれば話は別。自分から進んで歩いて、２０分が短く感じられるほどです。

どうして歩けるかというと、単純に『買物が楽しいから』。

楽しくなければ続けられないですよね。

だからこそ、私たちは『買物リハビリ』に拘るのです。

私達の取り組みが、多くの方が元気に、いきいきとした暮らしを送れる手助けになることを願います。